「超」入門 相対性理論
「失敗の本質」と戦略思想
『「失敗の本質」と戦略思想 ー 孫氏・クラウゼヴィッツで読み解く日本軍の敗因』(西田陽一、杉野尾宜生)を読みました。
新書一冊読むのに何日かかってんだか…と思いますが、これまで大して本を読んでこなかったツケですね。Kindleで三国志を買ってあるんですが、読破に何年かかるのだろうと先が思いやられます。
さてこの本は、簡単にいうと『失敗の本質』という本を『孫氏とクラウゼヴィッツ』という本の観点から解釈し直すというものです。両方とも読んだことがあり、どちらも良い本だったので今回この本も読んでみたのですが、『失敗の本質』『孫氏とクラウゼヴィッツ』を読んでいなかったらよくわからなかっただろうと思います。で、『失敗の本質』は太平洋戦争(この本の言い方だと大東亜戦争)で日本軍のターニングポイントとなった戦いを考察するという本です。なのでこの本も太平洋戦争が題材なわけですが、『失敗の本質』は組織論的な視点で書かれているのに対してこの本は軍事理論的な視点で書かれているのでテイストがちょっと違います。本家『失敗の本質』より緻密さに欠ける部分があるなと思ったり、所々日本語がおかしいなと思ったりしましたが、全体的には面白い本でした。
孫氏やクラウゼヴィッツに比べて、当時の日本軍には理論的に物事を考えられる人間が少なかったのだろうなと思います。曖昧な目的で戦争を始め、途中からは戦争を続けること自体が目的になり、最後は名誉の戦死を強要するなんていう一連の流れを、論理的に正しいと説明できる人間がいるんでしょうか。筋の通らない話が世の中に蔓延るというのは、非常に危険なことだと思います。
一方で、孫氏やクラウゼヴィッツはこう言っているからそれに従うのが無条件に正しいというのも危険で、盲目的な信奉は結局戦前の日本と同じことをやっていることになります。古典というのは理解されるべきものであり批判されるべきものであると思います。
それにしても最近、読む本が偏っていたので、今度は全然違うジャンルの本を読もうと思います。たまには小説でも読むかな。
戦略的思考とは何か 改版
ぞうきんとシートが使えるフロアワイパー
なぜだかわかりませんが床がベタベタします。
娘が食べ物をそこら中に飛ばしまくるからでしょうか。
最初はフロアシート(いわゆるクイックルワイパーみたいなやつ)を使っていましたが、
どうにもベタベタが落ちないので、シートでなく濡れ雑巾をワイパーにつけて拭き掃除するようになりました。
これで結構ベタベタが落ちるようになりました。
そのうちに電解水というのがいいらしいと聞いたので、
床に電解水をスプレーしてから濡れ雑巾をかけるようになりました。
効果はばつぐんで、フロアワイパー+濡れ雑巾+電解水が標準になりました。
雑巾はこれ
電解水はこれ
を使っています。
今回はワイパーの話です。
もともとカインズかなんかで買ったシート用のワイパーを使っていたのですが、
雑巾に替えた時に、負荷が大きかったのでしょう、根本からボキッといきました。
独身時代から6年くらい使っていたので、仕方ないと思います。
それで新しいのを買うことになったのですが、
どうせ買うなら雑巾をつける仕様のワイパーが良いなと思って探してみました。
そしたら激落ちくんシリーズのワイパーが見つかりました。
雑巾も電解水も激落ちくんなので相性が良いだろう(?)と思い買ったのですが、
思ったほど相性が良くなかったです。
・柄がジョイント式なので縮んだりしないだろうと思っていたらグネっと曲がった。
・雑巾の取り付けクリップが下の写真の通りシート留めより内側にあるので、
雑巾のはじっこが丸まってイラッとした。
それでも何とか使っていたのですが、
最終的には娘が柄をガチャガチャやって遊んでいるうちに根本からボキッと折れました。
最初はあーあ、折っちゃった、と思っていたのですが、
考えてみれば1歳4ヶ月の女の子が少しいじったくらいで折れるのですから、
遅かれ早かれ折れていたのではと思います。
ワイパー2本オシャカにして、3度目の正直ということで、前にも増して慎重に選びました。
最終的にはこれに決めました。
安いというのもありましたが、決め手はクリップがシート留めよりも外側にあることです。
先日届いたので、今日の掃除で使ってみました。
大満足でした。
やはりクリップの位置は重要です。雑巾が丸まらず、イライラが全くありませんでした。
柄がジョイント式でなく伸縮式だったのでかけている間に縮んでこないか不安でしたが、
しっかり留まっていて問題ありませんでした。
あと意外と重要なのだと気がついたのが、底面のつくりです。
今まで使ったものと比べて厚いのでしょうか、床に吸い付く感触があります。
これまで何回か擦らないと落ちなかったような汚れも一回で落ちるようになりました。
というわけで、床掃除するならフロアワイパー+濡れ雑巾+電解水、
フロアワイパーを選ぶ時はクリップの位置と柄の構造と底面のつくりに注目することをお勧めします。
渡辺恒雄 戦争と政治
On Your Mark
スタジオジブリの短編映画です。
チャゲアスの楽曲とのコラボレーションで、MVをアニメで作ったようなかんじです。
昔ジブリのサントラ?を買ったときにこの曲も入っていたのですが、
曲だけ聞いたときは耳には残るもののあまり好きにはなりませんでした。
先日どこかでこの映画について書いてあるのを見て、
そういえばまだ観たことなかったなと思い出したので観てみました。
あらすじや解説はネット上でたくさん見られるのでそちらをご覧いただくとして、
私はただただ感想を書き連ねていきますが、
第一印象は「宮崎駿ってこんな映画も作るんだ」です。
この映画の世界観は他の作品とちょっと違います。
それよりもエヴァンゲリオンとか攻殻機動隊に似ていると思いました。
もっと言うとブレードランナーとか?
それだけでも新鮮で、観る価値があると思います。
ストーリーははっきり言ってよくわかりません。
明るい話なのか暗い話なのかもよくわかりませんでしたが、
観た後は何となく爽やかな気持ちになりました。
意味深げな描写はたくさんあるので、いろいろと考えてみるのも面白いですが、
エヴァンゲリオンなんかと同じで、考えると面白いけど考えても仕方ない、
みたいな部分がある気もします。
なのでまずは何も考えずにご覧になることをお勧めします。
直感的に感じられるものがあると思います。
宮崎駿は「もう長編映画作らないもん!」と言って引退してしまいましたが、
短編はちょこちょこ作っていますね。
本作は『耳をすませば』と同時上映で劇場公開されたらしいですが、
今後ジブリ映画の長編と一緒に宮崎駿の短編が劇場で見られないかと期待しています。
それにしても本作と『耳をすませば』を劇場で同時に観るって、満足度は凄かったろうなあ。